11月16日16時過ぎに野岩鉄道を使って龍王峡駅に到着。
鬼怒川公園駅の岩風呂を出て、まだ時間があるからと龍王峡という名前につられて散策することにした。
調べてみると、龍王峡には「虹見の滝」という滝があるらしい。ということで、虹見の滝を目指す事にした。
時刻は16時過ぎ。
あたりは暗くなり始めた夕暮れ時。
とは言ってもこの日は夕日が見えるわけでもなく、薄暗い天気だ。
龍王峡駅におりた僕はまずびっくりした。PASMOやSuicaなどの電子マネーが使えないのだ。
しかも東武鉄道に乗ってきて、途中から野岩鉄道という鉄道会社に変わっているので、乗り越し料金は現金のみの支払いだった。
虹見の滝を見学する為に竜王峡に行く人は気をつけて貰いたいポイントの1つです。
現金での乗り越し料金を支払うと、窓口の人がPASMOのの訂正する紙をくれるので、次の東武鉄道の駅を利用するときに提出して訂正して貰いましょう。
乗り越し料金を支払い、無事に改札を出る。
駅前はロータリーというか駐車場の様になっていて、右手側には虹見茶屋という休憩所が見える。
その休憩所の裏側がどうも「虹見の滝」がある様だ。
虹見の滝を見学に出発する前に、確認しておくべき事が。そう、帰りの電車の時間だ。
時刻表を確認してみると、1時間に1本しかない。
虹見の滝まで到着するのにどれくらい時間がかかるのかによって、帰りの電車の時間が変わってくる。
虹見の滝まですぐであれば、1時間後の電車に乗りたいしもっと時間がかかったり、他にも見学する場所がある様であれば、その次の電車にしたい。
帰りの電車の時間を確認したら、ようやく出発。
まずは竜王峡のモニュメントがあるところに行き、地図を確認。
虹見の滝までの行き方を調べる。
周りを見てみると、まだ紅葉が残っており綺麗だったので記念撮影。
駐車場のところから虹見の滝まで行ける入り口がある様なのでそこに向かう。
3分ほどで到着するも、台風の影響でこの入り口は使われていないらしい。
他の道順が書かれているので、少し遠回りをする形で虹見の滝に向かいます。
入り口は伊ノ原自治公民館と書いてある柱のあるところから始まります。
特に整備された道があるわけではないが、道はわかる様になっている。
森というか林というか、山の中の道を歩くという感じです。
登山というよりはハイキングをイメージしてもらえればわかりやすいかもです。
周りは高い木々に覆われ、徐々に夜が迫ってくる感じはあるものの、視界は良好だし迷わずに進む。
途中に看板がありここには3つの見学できるものがある様だ。
1つは「竪琴の滝」
1つは「虹見の滝」
1つは「むささび橋」
どれもドラクエに出てきそうな、ネーミングだ。
本来の目的は「虹見の滝」を見学する事だが、竪琴の滝も近くにありそちらもみる事ができる様だ。
「むささび橋」は逆方向になるので、後回し。
まずは「竪琴の滝」と「虹見の滝」を目指して先を進む事に。
入り口から20分ほどしたくらいで、「竪琴の滝」到着。
滝と言ってもそこまでの高さはなく「竪琴」というくらいなので、滝の音に特徴があるのか?
あまりよく分からずに、「竪琴の滝」を後にする。
そこから5分ほど歩いていくと、「虹見の滝」に到着する。
橋の上から眺める形でみる「虹見の滝」は美しいです。
すでに夕方で、曇り気味だったので菅、天気の良い日に見学したら虹も見られるのかもしれません。
なんと言っても鬼怒川の青さにびっくりしました。
綺麗な海の色をエメラルドグリーンという表現の仕方をしますが、それたは別の綺麗さです。
透き通ったエメラルドグリーンとは違い、色の詰まったターコイズブルー様な綺麗な青さです。
いうならば「鬼怒川ブルー」です。
この「鬼怒川ブルー」をブランド化して地域活性に役立てればと思ったりしました。
そんな綺麗な鬼怒川の青さと虹見の滝を堪能してると時刻は45分ほど経過していた。
このまま、急いで戻れば1時間後の電車に間に合うかもしれない。
けれど、この山道を急いで早歩きで進むのはちょっと怖い。
という事で、1時間後の電車は諦め反対側の「むささび橋」に向かう事に。
しかし、この0.7kmという距離が後々大きく僕にのしかかってくるのであった。
「むささび橋」に向かう道中ももちろん整備された道はなく、かろうじて道があるかなくらいの認識だ。
そして時刻は17時を回っているので、段々と夜が迫ってくる。
山の中なので街灯などはない。
夜になれば真っ暗闇になってしまう。そうなると道もなく遭難の可能性もあるのでかなり危険だ。
そうなる前にこの森は抜け出さなければならない。
そんな中「むささび橋」を目指して歩き出す。
途中で外国人のバックパッカー4人とすれ違います。
この時間はもう帰る時間なんだなと思いながら、先へと進む。
山の中を流れる小さな小川の様な所には橋がかかり、深まる木々の中を突き進む。
東京での生活を10年以上していると、こういう大自然の風景は新鮮で旅行してる気分にさせてくれる。
小さな小川を3つほど超えても、まだ「むささび橋」にたどり着かない。
体感ではすでに0.7kmは進んでいるのだが・・・。
野球部育ちの僕からしたら0.7kmという距離はそんなに時間がかからないはず。
道を間違えたのかという気持ちと、徐々に暗くなる風景を見て少し不安な気持ちがこみ上げてくる。
もしも、道に間違えていたら遭難してしまうという焦りと、1人という寂しさが急激に襲ってくる。
しかし、悩んでいるくらいなら行動するタイプなので構わず先に進む。
そんな不安な気持ちに襲われてから歩く事5分くらい(すでに時間の感覚がわからなくなってきている)で、ようやく「むささび橋」に到着。
人が2人通れるくらいの幅の鉄製の橋だ。
特に揺れが酷いということもないので、揺れる吊り橋が苦手という人でも安心して渡れます。
「むささび橋」はあくまで橋である。
では、何を見るのか?橋の上から見る鬼怒川とその周りの大自然だ。
僕は正直びっくりした。
鬼怒川の綺麗さに。
先ほども書いた様に鬼怒川の青の美しさは素晴らしいです。
パリにセーヌ川とどっちが綺麗かと言われたら、間違いなく鬼怒川の方が綺麗です。
「むささび橋」から見る鬼怒川の青さと、周りを囲む木々の紅葉のコントラストがとても素晴らしいです。
すでに夕暮れ時で薄暗く、紅葉シーズンのピークを過ぎた11月の中盤だというのにこの美しさ。
これを晴天の中、紅葉のピーク時だったらどれだけ綺麗なんだと想像するだけで、テンションが上がります。
そんな感動をしながら、「むささび橋」から写真や動画を撮っていると急激に暗闇が襲ってきました。
流石にそろそろ限界だと思い、急ぎ足で出口を目指す事に。
きた道をひたすらに戻る。
時間的に言えば次の電車が来るまでは余裕がある。
しかし、街灯もない山道で暗闇の中歩くのは色々な意味で怖い。
- 暗闇による不安。
- 一人という孤独。
- 野生の動物に遭遇するかもという危険。
- 謎の昆虫による危険。
- 遭難という寂しさ。
- 事故による命の危険。
これらの感情を胸に帰り道を急ぐ。
そんな僕の不安をよそに大自然は容赦無い。
帰りの道の途中でほぼ真っ暗になる。
かろうじてあるかないかの道が確認できないほどの暗さになった。
いざという時のためにiPhoneの充電はなるべく残しておきたいが、いざという時よりも今を乗り切る事が最優先だと思いライトを使用した。
アップルはこんな時のためにライトのアプリを入れておいてくれたのか。
ありがとう。iPhoneのライトで足元を照らしながら、歩く事10分弱でようやく出口に戻る事ができた。
iPhone11のおかげで写真ではそんなに暗くないかもしれませんが実際はこんなに暗かったです。
ちなみにkれはむささび橋に向かう時です。
むささび橋に向かう動画
— ナカイのソラタビ✈️元料理人🇫🇷 (@nakainotabi) December 9, 2019
なんとか遭難や事故のは防げた。
これがむささび橋の上からの動画です。
これがむささび橋の上からの実際の暗さです。
— ナカイのソラタビ✈️元料理人🇫🇷 (@nakainotabi) December 9, 2019
気軽に決めた「虹見の滝」見学でこんなにハラハラドキドキするなんて思わなかった。
たまにはこんなスリルも味合わないとと自分に言い聞かせながら、竜王峡の駅に戻り電車で帰る事ができました。
紅葉シーズンに龍王峡駅の虹見の滝に行くなら、午後一がおすすめの理由のまとめ
というわけで、竜王峡で虹見の滝を見学しに行ったら、死にかけた話でした。
結局何が言いたかったのかまとめるとこちらです。
- 鬼怒川は綺麗です
- 鬼怒川はパリのセーヌ川より綺麗です
- なので、世界中のバックパッカーに紅葉シーズンの鬼怒川をお勧めしたいです
- 道は整備されていないので、車椅子などではへ入れないです
- 遅い時間にいくと死にかけます
今回の僕の旅行の経験から言えることは以上の5つです。
これらを踏まえて鬼怒川の虹見の滝を見学してもらえたら、素敵な体験ができます。
さらに凝集して1文にまとめると、
「紅葉シーズンに竜王峡の虹見の滝に行くなら、午後一がお勧め|パリのセーヌ川より綺麗です」
本記事を参考に「虹見の滝」と「むささび橋」を見学して見てくださいね!
龍王峡付近のレジャー施設の予約は以下のサイトが便利です。